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廓内に従事する人々

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葛飾北斎 扇屋の新年

葛飾北斎 扇屋の新年

 廓内には様々な人々が生活し、従事しています。花魁を初めとする遊女達だけではないのです。
当然ながら男衆も居ます。基本的に廓内の男衆は裏方仕事。年を取っても「若い衆」といわれてました。

楼主

見世のオーナー

番頭

実際に見世を切り盛りしていた人。若衆に仕事の指示などをする。

妓夫(ぎゅう)

別名「牛太郎」とも言われた見世の客引き。見世の入り口の番台に座ってお客の呼び込みをした。
付き馬という集金係の様な事もする。

女衒(ぜげん)

今で言うところの、遊女のスカウトマン。

見世番

見世の中の雑用係。道中時には傘や提灯を持つ。

二階番

遊女の床は大体二階。二階での様々な雑用をする係。

不寝番

夜中の見張り役。火の用心や揉め事の仲裁なども勤める。

料理番

料理などを作る人。

二階廻し

夜な夜な各部屋を回り、行灯の油を足す係。

掛け廻し

ツケの集金等をする係。ツケが利いたのは、武士や常連客のみ。

中郎

見世の雑用係。見世前の掃除、一階の掃除などの雑用一般。

亡八(くつわ)

孝・悌・忠・信・礼・義・廉・恥の八つを忘れた無法者。
楼名主の事を表していたが、その後足抜け等の廓内を取り締まる人々の事も指した。

 孝=祖先によく仕える
 悌=年長者によく従う
 忠=無私の心
 信=誠実さ
 礼=敬意をつくす
 義=たてまえを重んじる
 廉=利益に心をひかれない
 恥=やましく思う

ちなみに、当時の日本は身分制度がありました。
いわゆる、「士農工商穢非人」

廓を出る事が出来た遊女は町人として生活を出来ましたが、吉原の若い衆などは、吉原を出た後も町人とはみなされる事がありませんでした。今の歌舞伎役者もこの穢非人の部類でしたし、川原乞食などと呼ばれていました。

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